グルコーススパイクとは食後1~2時間で高血糖(140mg/dl程度以上)になり、その後もとに戻る状態です。糖尿病と診断されていない方でも、血糖スパイクが出現することがあります。血糖スパイクのくり返しが心筋梗塞、脳梗塞などの原因の一つとなることがわかってきています。最近では血糖モニタ―を上腕(二の腕)に2週間セットし、知りたい時にスマホをかざすだけでリアルタイムの血糖値を知ることができます。実際に糖尿病患者の一部では保険適応ともなっている安全な検査機器です。当クリニックのスタッフが12月から測定していますが、昼食に揚げ物中心の弁当を摂取したり、クッキーやケーキなどの甘いものも摂取するとかなり急激な血糖上昇を認めるようです。そのスタッフもその結果を参考に食事の取り方や内容を注意したりと血糖を意識した食生活になっています。
ではスパイクを抑えるためにはどうしたらよいのでしょうか?
①時間をかけてゆっくりよく嚙んで食べる
②野菜→肉魚→糖質の順に食べる
③低GI食を意識する ※GI;Glycemic Index(グリセミック・インデックス)の略で、食後血糖値の上昇度を示す指標のこと食品ごとにGI値が設けられており、GI値が低い食品は血糖値の上昇を穏やかにします。
などが効果的です。
当クリニックではこの血糖値モニターを2週間装着し、血糖の経過や動脈硬化のリスクを評価し、医師の診察と管理栄養士による栄養指導もおこなう「糖尿病・動脈硬化ドック」を行なっています。ご家族に糖尿病が多くて自身も心配な方、フリースタイルリブレを試してみたい方、治療中の方で細かい血糖値の動きを見てみたい方などご興味ある方はぜひお問い合わせ下さい。