ブログ

  • HOME > 
  • ブログ > 
  • それはホントにスギ花粉ですか?黄砂アレル…
2023.03.14

それはホントにスギ花粉ですか?黄砂アレルギーかもしれませんよ。

  • (はじめに)
  •  今年のスギ花粉はなかなかです。そう実感されている方、あるいは今年花粉症デビューの方もいらっしゃるかも知れません。実はその症状はもしかしたら黄砂かも?と考えたことはありますか?黄砂は中国のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠、黄土高原の細かな鉱物粒子が強風によって巻き上げられ、上空の風に乗って飛来する現象です。砂の粒子が小さいほど遠くまで運ばれ、日本では春先から初夏にかけ、東アジアを経由する低気圧の通過に伴って観測されます。黄砂は、風向きの関係から2月から4月がピークになり、夏になると減少します。自動車の窓や車体に付着しているのを目にした方もいるかもしれません。
  • (黄砂によるアレルギー症状は?)
  •  黄砂による症状は、「黄砂アレルギー」と呼ばれています。 症状は、花粉症などのアレルギー性疾患と同じように、目や鼻、気管支、皮膚などにあらわれます。 目に入ると、かゆみやアレルギー性の結膜炎、鼻に入ると、鼻水やくしゃみなどアレルギー性鼻炎のような症状を引き起こします。 気管支に入ると喘息を誘発させる場合もあるのです。基本的にスギ花粉やヒノキ花粉薬らと似ています。黄砂自体はアレルギー物質になりにくいようですが、黄砂に付着した微生物や大気汚染物質がアレルギーの原因となり、鼻炎、咳、咽頭痛の原因となります。また、粒子が小さいので、より体内の奥の方まで侵入するため、気管支喘息や肺炎の悪化につながることもあリます。また、花粉症でなかった人が突然発症する可能性もあ流ようです。
  • (おわりに)
  •  今年、花粉症デビューと感じた方には実は黄砂アレルギーの方もいるかも知れません。現段階では「黄砂アレルギー」自体を検査で明らかにはできません。花粉症のアレルギー検査を受けてその結果が陰性であることから、黄砂アレルギーを疑うことになります。日頃のスギ花粉情報だけでなく、黄砂情報も大事かも知れません。黄砂がひどい日は外出を控えるか、外出の際はマスクの着用を心掛けましょう。また、スギ花粉も黄砂アレルギーも治療は抗アレルギー薬の内服や点鼻、点眼になります。お困りの方はご相談ください。