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  • 嫌な乾燥シーズン到来です。
2022.11.18

嫌な乾燥シーズン到来です。

  • 乾燥の季節、、毎年困ってしまいますね。加湿器を利用したり、うがいを頻回にしたり、肌には保湿剤をいっぱい塗ったり、対策されていることでしょう。乾燥と病気、特に馴染みの風邪・乾燥肌についてお話しします。
  • (乾燥と病気)
  • 風邪 風邪の原因は80~90%がウイルスの感染です。風邪のウイルスは200種類以上あるといわれますが、多くは冬場の低温乾燥の環境で空気中の飛散量が増加します。風邪をひくと1回の咳で10万個、1回のクシャミで100~200万個の飛沫が空気中にばらまかれていると言われています。湿度が40%以下になるとウイルスの水分が蒸発して軽くなるため、落下速度はゆるやかになり約30分間、空気中を漂うことになり、空気中のウイルスは人が息を吸い込む時に鼻やノドから感染して、流行しやすくなると考えられています。また、空気が乾燥すると、ノドの粘膜が乾燥して炎症を起こしやすくなり、ウイルスを防御する力が衰えます。こうしたことが重なって、空気が乾燥する冬には風邪をひきやすくなります。言うまでもなく、今年も大敵は新型コロナウィルスやインフルエンザウイルスです。
  • 乾燥肌
  •  皮膚の表皮では、皮脂と汗が混じり合って皮脂膜を作り、天然のクリームとなって皮膚をおおっています。ところが、冬には寒気が肌の血行や新陳代謝を悪くして皮脂や汗が出にくくなり、冷たく乾燥した風が肌の水分を奪うため、肌の水分が不足して肌荒れするのです。
  • (今すぐできる乾燥対策)
  • ①水を入れたコップでピンポイント加湿
  •  原始的な方法ですが、コップに入れた水を置いてそのまま放置するだけで水がすこしずつ蒸発し始めます。部屋全体を加湿するには少し物足りませんが、仕事中のデスクの上などピンポイントに加湿をするのに効果的です。
  • ②タオルや洗濯物を室内に干す
  •  なるべく日が当たる窓側に干すなどすると良いでしょう。洗濯ものを室内に干すのは抵抗があるという方は、濡らしたタオルを1枚干しておくだけでも効果があります。
  • ③暖房器具の選び方
  •  エアコンは温風を出しますが、水蒸気が発生しないためよりお部屋の乾燥につながってしまうのです。実は意外な方法として、石油ストーブやガスファンヒーターには加湿効果があります。石油やガスは燃焼すると酸素と結びついて炭酸ガス・水・熱に変わります。もちろん、火災や一酸化炭素中毒には注意しましょう。