- 今年も花粉症の方にとっては嫌な季節になってまいりました。
先月(12月）の段階での東京エリアのスギ花粉の飛散時期の予想は例年どおり2月中旬、飛散量は例年よりやや多い、と予想されていましたが、今週半ば（1/10頃）から明らかに花粉症症状と思われる症状（眼の痒み、鼻汁、鼻閉、肌痒み）の方の受診が増えています。実際に、一部地域で1/6以降からスギ花粉の飛散が確認されているようです。私はそれほどはっきりとした花粉症持ちではありませんが、確かに今週から若干の眼のゴロゴロ感が。。。
- 本来は花粉の飛散時期の前から治療を開始することが最も望ましいとされています。その役割は①症状の発現を遅らせる②症状を軽くする③症状がおさまるのを早める の３つです。
- (主な花粉症治療)
- ①抗ヒスタミン薬；近年では１日１回服用で眠気も生じにくく効果はしっかりの薬剤が複数あります。早い時期からの内服開始をオススメします。
- ②抗ロイコトリエン薬；上記①で不十分な方が併用することでかなり症状は抑えられます。特に鼻閉でお困り方に併用をオススメします。
③ステロイド系薬剤；強力な作用で症状を抑えますが、一部眠気の生じる薬剤や長期継続は推奨できない薬剤があります。特に症状が強い日に時々使用することをお勧めします。 - ※内服薬に合わせて、点鼻薬・点眼薬も併用することでかなり症状を抑えることができます。
- ※既にスギ花粉の飛散が確認されていますので、今シーズンについては１月中からの治療開始をオススメします。ご相談ください。
2024.01.13
