私自身、10代の頃に強い片頭痛持ちでしたので片頭痛のつらさは十分理解しています。しかも、当時はまだ特効薬はなく、ひたすら耐えていました。若い方の頭痛=片頭痛ではありませんが働き盛りの若い方に多いのは確かです。主な片頭痛の特徴には以下のようなものが挙げられます。
- ・肉親に同じような頭痛を持つ人がいることが多い
- ・10~20歳代で発症する人が多い
- ・月に平均2~6回の頭痛発作が起こるが、発作が過ぎれば体調に問題はない
- ・6割の人は頭の片側に痛みが起こる
- ・脈打つような痛みであることが多い
- ・動くと痛みが増す、またはじっとしているほうが楽
- ・痛みがひどい時には、吐き気やおう吐につながることがある
- ・頭痛の時、光や音をわずらわしく感じることが多い
- ・仕事や家事に支障をきたすほど強い痛みが起こることがある
- ・頭痛の前に、生あくびや首すじの張り、空腹感などの予兆をともなうことが多い
- ・1~2割の人は、頭痛の前に、目の前にギザギザした光(閃輝暗点:せんきあんてん)が
- 見えるなどの前兆をともなう
片頭痛の方の全員がこのような症状とは限りませんが、多くの項目が該当する方は片頭痛と考えていいと思います。私の10代の頃の症状はほぼ全て一致しています。市販のロキソニンやバファリンもある程度効果はありますが、なかなか太刀打ちできないことが多いです。片頭痛には予防治療(漢方や抗けいれん薬の一種)や、なにより発作時の特効薬(数種類)があります。この特効薬はかなり有効で既に使用している方々は絶対に手放せない薬だとおっしゃいます。私自身も20代の頃に一度服用したことがありますが、確かに効果抜群でした。私が10代の頃にこの薬があったらどんだけ楽だったか・・・。秋の台風シーズンなど気候や気圧の変化のこれからの季節。これまで片頭痛の予防や特効薬の服薬経験のない方はぜひご相談下さい。