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2023.02.01

骨粗鬆症の検査を受けてみましょう!

  •  骨粗鬆症とは、骨密度の低下によって骨がもろくなり、骨折しやすくなる病態です。加齢、女性ホルモン(エストロゲン)の減少・不足、ビタミンDやカルシウムの摂取不足などにより、骨密度や骨の強度を維持する成分の量が減少することで生じる病気です。また、甲状腺機能亢進症やクッシング症候群などの内分泌疾患、胃切除や吸収不良症候群など栄養に関連した病気、ステロイドなどの薬剤、糖尿病などの生活習慣病、先天性疾患などによって二次的に起こりこともあります。 骨粗鬆症による症状は多くの場合、骨折が起こるまで現れません。
  •  骨粗鬆症の予防には、バランスのよい食事と適度な運動が効果的です。食事では、牛乳などに多く含まれるカルシウムや魚に豊富に含まれるビタミンD、納豆や海藻などに含まれるビタミンK、そのほかリンやマグネシウムなどを積極的に取るとよいでしょう。また、適量のタンパク質も大切です。そして、喫煙や過度な飲酒は骨粗鬆症の危険因子となるため、控えましょう。その他には、転倒に注意しながら、適度な運動を心掛けましょう。また、ビタミンDは食事から摂る以外に、太陽光(紫外線)に当たることで皮膚で作られますので、特に日光浴が効果的と言われています。
  •  しかし、特に女性では日頃から注意をしていても、女性ホルモンの関係から年齢ともに確実に骨密度が低下していきます。50~60歳を超えたら一度は骨密度を測定することをオススメします。そして、比較的骨密度の低下がはっきりしている方は、早めの対策・治療(食事療法、内服薬、注射)を推奨します。